ESTP
Type Interview 9 / Type Story : メレディス・フラー (INFP)
実り多き人生。 INFPタイプのメレディス・フラーは、45年間連れ添った魂の伴侶との豊かな出会いを重ねながら、実りある人生を歩んできた方です。 モデル、女優、映画・ドキュメンタリー制作者、著者、心理学者、ミステリーパーティーの主催者、そして愛犬家。 オーストラリアの心理タイプ協会(AusAPT)の運営委員としてご一緒している仲間でもある彼女の歩みを知り、あまりの多才ぶりに心から驚かされました。 インタビューでは、運命のパートナーとの出会い方をはじめ、メレディスが見出した「性格タイプと家庭内暴力の関係性」、そして「健全な社会のために必要な要素」など、幅広いテーマに触れています。 メレディスについてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください:👉 https://lnkd.in/gibjePQi はるみ: ではメレディス、ご自身のご家庭について教えてください。 メレディス: 母はINTPタイプで、シングルマザーとして私を育ててくれました。 生活保護を受けながらの暮らしだったので、経済的にはとても貧しかったのですが、本や読書、探求、そして人生の意味にあふれた、豊かな日々を過ごしていました。 母は「教育こそが人生を切り拓く鍵だ」と理解していた人でした。 私は、母ととても深い絆でつながっていました。 はるみ: 子どもの頃のモデル時代の写真を見ましたよ。お母さまは「ステージママ」だったんですか? メレディス: いえいえ、そんなことはありません。 母はとても内気で静かな人で、私に何かを期待するようなことはありませんでした。 ただ、「恵まれていない人を助けること」と「好奇心を持つこと」だけは大切にしてほしいと思っていたようです。 母は14歳のとき、父(私の祖父)が家族を残して去ったことで学校を辞めなければなりませんでした。 それからはすべてを独学で学び、いつも読書をしたり、世界のことを考えたりしていました。 私が興味を持ったことを尊重してくれて、学びたいこと、心が動くことを追いかけるのを応援してくれました。 私はずっと、心理学者と作家になりたいと思っていました。そして実際に、心理学者にも作家にもなることができました。 はるみ: 子どもモデルを始めたきっかけは何だったんですか? メレディス: モデルは3歳半から12歳までやっていました。 お店の中で、自分を楽しませるために歌ったり踊ったりしていたんです。 そんなある日、アソル・スミスという国際的に有名な写真家と、彼の妻のバンビが私を見かけて、母に声をかけてくれたのがきっかけです。 私にとっては、家計を少しでも助けられることが嬉しかったですね。 そしてずっと後になってMBTIを学んで、「自分が“表現するINFP”なんだ」と気づきました。 実際、INFPの俳優って、けっこう多いんですよ。 はるみ: わあ、面白いですね。 表現することが、あなたの創造性のニーズに応えていたんですね。 だからモデルや演技も楽しかったわけですね。 メレディス: そう、モデルも演技も本当に好きでした。 でもそのあと家に帰って、本を読むのも同じくらい好きでした。 弟はISFPタイプです。 彼は家を出て、今はバイロンベイに住んでいます。 あそこはヒッピーたちの街ですね。 はるみ: お父さまはどんな方だったんですか? メレディス: 父は…問題のある人でした。 ESTPタイプで、私が3歳のときに母を置いて出ていきました。 実は父は中国系で、母親(つまり私の祖母)は中国人、父親はイギリス人でした。 二人は上海で結婚したんです。 1941年の戦争の時、父はスタンレー刑務所に収容され、家族は香港から避難して船でオーストラリアのメルボルンへたどり着きました。 そして、そのメルボルンでESTPだった父と、私の母が出会ったんです。 母は、やはり夫(私の祖父)に見捨てられていた祖母と一緒に暮らしていました。 祖父も父と同じくESTPタイプでした。 だから父は、母と祖母の家に居候するのが都合がよかったのでしょう。 […]
Type Interview 8 / Type Story : フィル・カー (INTP)
はるみ:はじめてタイプに出会ったのは、いつ頃でしたか? フィル: おそらく1991年だったと思います。 タイプ記述の紙を渡されて、最初の一文を読んだときの衝撃は今でも覚えています。 たしか「私は、宇宙を理解したいという欲求を持つ深い思索者である」といった内容だったと思います。 「まさに自分だ!」と感じました。 「どうしてこんなに自分のことが分かるんだ?」と。 そこからですね、「自分は変わり者なのか?」とか「何かおかしいのか?」という思いが消えていきました。 「これが自分なんだ」「こういう特性を持っているんだ」「そして、自分のような人が他にもいるんだ」と実感したんです。 本当に目が開かれるような体験でした。 自分自身をそのまま受け入れるという意味で、とても安心できる経験でもありました。 はるみ:そのワークショップのファシリテーターはどなたでしたか? フィル: 名前はシーラかステラだったと思います。今でもどこかでお礼を伝えられたらと思っていますが、その後、転職もして連絡は取れていません。 はるみ:昔のニュースレターを拝見して、ご家庭がとても素敵だったと知りました。 フィル: そうですね。INFPのメリディス・フラーさんがいくつか人物プロフィールを書いていて、私もその一人でした。 私は6人兄弟の長男で、弟が3人、妹が2人います。クイーンズランド州のロックハンプトンという地方都市で生まれ育ち、8年間そこで暮らしました。 その後、父の仕事の都合で、同じくクイーンズランド州のタウンズビルに引っ越し、13歳の誕生日直前にブリスベンへ移りました。1965年のことですね。今年で、ブリスベンに住んで60年になります。 はるみ:プロフィールには、ご家族が全員Sタイプだったとも書かれていましたよね。お母さまはESFPだったのでは? フィル: はい、ESFPのタイプ記述を読むと、まさに母そのものです。いわゆる“パーティーガール”でした。 とても社交的で、誰でも巻き込むタイプ。弟が言っていたのですが、母はパーティーで人を部屋の端から引っ張ってきて、20年来の知り合いに紹介したりしていました(笑)。 音楽も好きで、ジョークを言うのも大好きでした。しかも、6人の子どもを持つ母親としては、なかなかきわどい冗談もありましたよ。 一方で父は、とても真面目な人でした。父のタイプを推測するのには時間がかかりましたが、1982年に58歳で亡くなった父は、おそらくISFJだったと思います。 控えめながら、当時のオーストラリアの男性らしく、仕事帰りに同僚とビールを楽しむような社交性はありました。 でも、何となくいつも少し緊張していて、社会的な評価や見た目を気にしていたようなところがありました。 決して偉ぶる人ではありませんでしたが、「家族にとって頼れる存在でありたい」という思いが強かったのだと思います。 そういう意味で、外向的なESFPの母と、内に秘めた思いやりを持つISFJの父。なかなか興味深い組み合わせですよね。 はるみ:ご両親に理解されていると感じていましたか? フィル: うーん、たぶん、あまりそうは思っていませんでしたね。学校の成績は良かったので、その点では両親もそれなりに誇りに思ってくれていたとは思います。でも、理解されていたとは言えません。 父は私のことを「教授」と呼んでいました。私は本ばかり読んでいる子どもで、科学っぽいことに興味を持っていました。読書が好きだったんです。 でも父はとてもスポーツマンでした。クリケット、フットボール、テニス――なんでもこなしていました。でも私は、まったくといっていいほどスポーツには興味がなかったんです。 はるみ:テニスについてはどう思っていましたか? フィル: 1時間をムダにするようなものだと思っていました。 テニスって、ただボールを打ち合って、どちらかがミスするまで続けるだけでしょう?「それのどこが面白いの?」という感じでした。 母の場合は、社交性がすべてでした。 さっき言ったように、ESFPタイプで、楽しい社交的な交流をとても大切にしていました。 母は私のことを「非社交的」と呼んでいました。 パーティーのときでも、私は本を読んでいるか、自分の部屋にいたかったんです。 だから母としては、私を手首をつかんででも引っ張り出して、社交的なことを一緒にしたかったんでしょうね。 それに、私には5人の弟妹がいて、それぞれ個性もタイプも違います。 一番上の弟は、たぶんESTPだと思います。 とても愛嬌があって、女性にモテるタイプ。 いわゆるやり手というか、ちょっと法律のギリギリを攻めるようなところもあるタイプです。 その次の弟は、おそらくESTJですね。スポーツクラブの会長をやっていたり、とてもまっすぐな性格の人です。 この二人とは年齢が近くて、ひとりは私より1年半下、もうひとりは3歳下です。 妹は私の5歳半下。 彼女もESTPか、そんな感じかもしれません。 人生に対してわりと自由なスタンスで、物事をはっきり言うタイプです。 一番下の弟は、私より8歳年下で、たぶんISFPですね。 そして一番下の妹は、10歳年下。 彼女はたぶんISFJで、現在は理学療法士として働いています。 […]
タイプによる反応の違い ~ ESTP編 〜 Vol.2
前回のENTP編はお読みいただけたでしょうか⁉️ENTPタイプのお二人の特徴を掴んでいただけたら嬉しいです。今回vol.2は、同じお題でESTPの3名にお話ししていただきました! タイプ界隈ではSPタイプの方と出会うのはとても難しいと言われていますが、16Typeの講座には即集結(注:予定が空いていれば)❗️前回との違いを比べながら、ESTPタイプにご注目ください👀✨ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイベント情報はこちら→イベント案内公式LINEにて情報発信中!→https://lin.ee/2iexXD130